深夜バスに乗って
と て も 綺 麗 な 桜
貴女はだれ、眼がくりっとして猫のように愛らしい、黒眼が大きくキラキラして黒曜石のよう輝いていて1度見たら忘れられない瞳なんです。
僕がこんな気持ちになるとは あ~誰が知るだろうスズランの花の調べはこんな音色なのかという 軽やかな言葉でささやく貴女に、ただただ見惚れるだけで話す言葉など何も浮かばない僕は恋を知ってしまったのか。
まさかそんなはずはない誰が女などに心を奪われるもんか ありえないあり得るものか 僕は自分しか愛さないナルシストのはずだからあんな小娘に誰が惚れるものか。
あっ貴女の事を小娘って言いました 言ったよね あ~なんてことを言うんだ貴女に向かって 僕は馬鹿だ 馬鹿だ 馬鹿だ 大馬鹿だ。
こっこれは夢なのか 夢なんだ 夢の中の夢なんだ
確か僕は深夜バスに乗り金沢に向かっていた筈なのにどうして貴女と逢ってこんなに浮ついたはずかしい時を過ごしているのだろう。
すべての世界中の時間を僕に下さい、いま貴女とのひと時に
すべての時をこのまま閉じ込めて 僕はどこに行くんだろう。
5/22更新