むしきらい

みんなは好き

初恋

大雨の中

駄 目 で す 今日は凄い雨が降りました、車まで走っていく間に、びっしょ濡れになりました車を走らせても前が見えませんワイパーが激しく雨水をかき分けても何も見えません、本当に台風並みの大雨です。 車を止めて打ち付ける雨だけで他に何も見えない窓ガラ…

一目惚れ(5)

五、次の日は朝からとても良い天気で梅雨も明け強い陽射しがすでに汗を滲ませいる、着信音が鳴り響き綾奈から「今日から普通部屋に移ったそうよ、605号室ですのでよろしく」とのメール、僕は安堵と共に抑えようの無い怒りが湧いて来たが、とにかく急がな…

一目惚れ(4)

どうしてここにいるのか覚えてないけど早瀬修一郎の自宅前に居た、2台ほどの車に、週刊誌かTVの記者が様子を伺って居るようで、後はもの静かな高級住宅街のたたずまいの中、僕はインターホンを押す、中から若い女性の声で「どちら様でしょうか」「僕は加奈…

一目惚れ(3)

三、あれから二週間程たった頃、週刊誌やTVで早瀬修一郎不倫か?などと騒いでいたが、そりゃ有名人だからそんな事もあるだろうと思っていたら、啓介からLINEで「おい知ってるか、早瀬の奴、加奈と不倫してたって、それで加奈は自殺をしたんだって、ただま…

一目惚れ(2)

二、梅雨の先走りも消え緑鮮やかな快晴に恵まれた日曜日の朝、待ち合わせの代々木公園の駅に来ると、もうすでに藤色のさわやかな花が咲いているかのようなあなたがいます。僕はなんだか恥ずかしくて遠くから見つめていますと、視線に気が付いたのか大きく手…

一目惚れ(1)

一、 あの日部屋の窓を、6月の雨が濡らすのを一人眺めながら、午後のうたた寝の時間をスマホの着信音にかき乱され、ふと我に返る。啓介の弾むような明るい声が聞こえてくる。「あのさ、今度開店した翡翠(かわせみ)に6時集合よろしく、実はさあ紹介したい…

五月濃緑

そ ら 今日は山道を散策します 空は真っ青 白い雲が軽やかに浮かんでいます 木々の緑の深さと言ったら 昨夜の大雨のせいか 実に濃い緑で青い空に負けぬとばかり輝いています さわやかな風が君の髪を手ですくい 揉み上げるように持ち上げて 木の葉に届けと吹…

深夜バスに乗って

と て も 綺 麗 な 桜 貴女はだれ、眼がくりっとして猫のように愛らしい、黒眼が大きくキラキラして黒曜石のよう輝いていて1度見たら忘れられない瞳なんです。 僕がこんな気持ちになるとは あ~誰が知るだろうスズランの花の調べはこんな音色なのかという …

あ~僕の青春は

(満開のさくら) スカイプがおかしい、チャットは出来るのに話が出来ないなんでやねんせっかくあの娘の顔を見て話が出来ると思って楽しみにしていたのに何やねん、スカイプのアホー。 誰か修理してくんなまし、て誰がすんねん あ~あ今日の楽しみはどこいった…